KiiTa[キータ]聞いた?効いた!ライフケアとセルフメディケーションの情報誌|薬剤師さんの知っ得商品
KiiTa[キータ]聞いた?聞いた!ライフケアとセルフメディケーションの情報誌
Self Medication KiiTa秋号16〜17ページ掲載
薬剤師さんの知っ得商品
正しい歯みがきでつらい知覚過敏を予防!多彩な口腔ケア用品を活用。早めの歯科医の受診も大切です。
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知覚過敏食べることは健康の基本。知覚過敏になると、食べる楽しさは半減してしまいます。
また、歯のケアもおろそかになり、口内トラブルの原因につながることも。
日々のケアで口内を清潔に保ち、健やかに過ごしましょう。
毎日の歯みがきに 原因があることも

水が歯にしみた、前歯に風が当たっただけで激痛が走った、なんていうことはありませんか。この痛みの正体は、いわゆる「知覚過敏」。歯の表面を覆うエナメル質がはがれたり、歯ぐきがやせて下がったりすることで、歯の神経(歯髄神経)に刺激が直接伝わり、一過性の痛みを感じます。

原因には、歯周病や加齢による歯ぐきの退縮、歯ぎしり、かみ合わせの悪さなどが挙げられますが、毎日の歯みがきに問題のあるケースも少なくありません。

力まかせのブラッシングや、かたすぎる歯ブラシの使用は、歯の表面を削ることになり、知覚過敏につながるおそれがあります。研磨剤の入った歯みがき剤の使いすぎや、過度の歯みがきが原因になることもあるため、注意が必要です。

実際に知覚過敏になると、痛むところを避けて歯みがきをしやすくなります。その結果、歯に汚れがたまって、虫歯や歯周病を引き起こし、さらに症状を悪化させる……と、悪循環に陥ってしまうおそれもあります。
正しい歯みがきと 早めの治療を

知覚過敏の予防には、正しい歯みがきの習慣をつけることが大切です。歯みがき剤は、知覚過敏用のものや研磨剤の入っていないものを選ぶとよいでしょう。

知覚過敏用の商品の多くは硝酸カリウムを含み、カリウムイオンが歯髄神経のまわりを取り囲むように保護するため、刺激の伝達を防ぐといわれています。

歯ブラシは、普通〜やわらかめのものを選び、エンピツを持つように握ります。歯は1本ずつみがくつもりで、やさしくみがきます。力が入ってしまう人は、歯科医で正しいみがき方の指導を受けるのも有効です。

知覚過敏のなんらかの兆候を感じている人は、早めに歯科医に相談を。「虫歯じゃないのに歯が痛い。これは知覚過敏だ」という自己判断はやめましょう。虫歯や歯周病などが進行している可能性もあり、危険です。

監修 堀美智子先生
医薬情報研究所(株)エス・アイ・シー薬剤師。名城大学薬学部卒業。
セルフメディケーション推進協議会理事を務めている。

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