KiiTa[キータ]聞いた?聞いた!ライフケアとセルフメディケーションの情報誌
Self Medication KiiTa秋号12〜13ページ掲載
解熱鎮痛剤を上手に使って
つらい痛みとサヨウナラ!  成分の特徴を知って、症状に合った解熱鎮痛剤を選びましょう。
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身近に起こる急な頭痛や発熱、生理痛。あなたに合った成分を選んで、上手に飲めば、つらい痛みをがまんする必要はなくなります。解熱鎮痛剤の選び方を覚えておきましょう。

痛みを感じたら、 できるだけ早めに

頭痛や生理痛が起きてもがまんをして、症状が悪化した経験を持つ人も多いのではないでしょうか。痛みが慢性化したり、交感神経が緊張し続け、ストレスを感じたりと、痛みがもたらす悪循環はたくさんあります。

「痛い!」と感じたら無理をしないで、鎮痛剤を早めに飲んで、症状をやわらげることが大切です。症状が悪化してからでは、効果が十分に発揮されないことを覚えておきましょう。

症状に合う成分を知って 効果のある薬を選ぼう

熱や痛みを抑える解熱鎮痛剤というと、アスピリンやイブプロフェンなどの成分名を聞くと思いますが、これらはどれも痛みに関係するプロスタグランジンの生成を抑えるように働きます。また神経中枢に関わる痛みを鎮めるには、アセトアミノフェンという成分が効果を発揮します。解熱鎮痛剤はこれらの成分に頭をスッキリさせるカフェインなどの補助成分がプラスされ、効果をあらわす症状が少しずつ違っています。

たとえば後頭部から首にかけて締めつけるように痛む“緊張性頭痛”。このとき効果が高いのは、イブプロフェンとカフェインを配合したタイプです。

これに対して、血管がドクドクする“片頭痛”では、アスピリンとアセトアミノフェン、カフェインを配合したタイプがいいでしょう。

飲みかたに注意して 薬を安全に飲もう

解熱鎮痛剤を飲むときには、次のような注意が必要です。  イソプロピルアンチピリンを配合した薬は、ピリン疹と呼ばれる副作用を起こすことがあります。また、プロスタグランジンを抑制するアスピリンやイブプロフェンなどの解熱鎮痛成分では、喘息が誘発されることがあるため、既往歴のある人は注意しましょう。

薬はアルコールと一緒に飲まないことは原則ですが、アセトアミノフェンは肝障害を起こす可能性が大きいため、絶対にアルコールと一緒に飲まないようにしましょう。

お父さん、お母さんが服用している薬を 子どもが飲んでも大丈夫?

乳幼児や小児がインフルエンザや水痘にかかったときに、アスピリンを服用したことで、下痢や嘔吐、意識障害、けいれんなどが起こる「ライ症候群」という病気があります。これはアスピリン類似の解熱鎮痛剤でも起こる可能性があります。薬局で販売される医薬品で15歳未満に使えるのは「アセトアミノフェン」という成分入りのものだけです。

したがってお父さんやお母さんが、ふだん飲んでいる薬を勝手な判断で服用させることはとても危険なことです。薬を選ぶときは、薬剤師に相談して安心感を持って使いましょう。



監修 小田兵馬先生 藤田知子先生
薬剤師。京都薬科大学卒業。
製薬企業にて新薬の開発および、学術を担当。
その後、ドラッグストアに転職。薬事日報社から「ドラッグストアQ&A」を発刊。
NR(栄養情報担当者)認定を取得し、健康食品・サプリメントのアドバイザーとして、ドラッグストア薬剤師にできることを検討中。

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