KiiTa[キータ]聞いた?効いた!ライフケアとセルフメディケーションの情報誌|薬剤師さんの知っ得商品
KiiTa[キータ]聞いた?聞いた!ライフケアとセルフメディケーションの情報誌
Self Medication KiiTa秋号20〜21ページ掲載
薬剤師さんの知っ得商品
気になるお悩み解決!抜け毛、薄毛対策 日常のケアと育毛剤で健康な髪と頭皮を!
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抜け毛、薄毛対策 抜け毛、薄毛は女性にとっても、悩みの種になっています。
髪や頭皮のトラブルが気になる人も、そうでない人も、
毎日のお手入れで健康な髪を手に入れましょう。
健康な頭皮や髪の成長を妨げる 要因
髪の毛は約10万本あって、1日50〜100本程度抜けますが、一方で新しく生えた毛が少しずつ伸びていき、バランスをとっています。脱毛が増え、地肌が目立つのは、このバランスを崩す何らかの原因があるため。原因として、ストレス、ホルモンバランスの乱れ、服用中の薬などの影響が考えられます。

日常のケアで髪の毛を守るには、新しく生える毛を増やし、育てる環境を整えることが重要。毛穴の汚れを落とす洗浄や、マッサージによる刺激で頭皮の血行をよくすること、また、体内の栄養バランスを整えることもポイントになります。ビタミン、ミネラルを含む食事をとり、足りない分はビタミン剤やサプリメントで補うのも、髪にとってよいことです。
様々な有効成分 目的に沿った使い分けを
育毛剤の中で、医薬品として発毛を促進する効果が認められているのが塩化カルプロニウム。毛根部の周りの毛細血管を拡張する作用があります。また、同じ医薬品で最近話題になっている発毛成分に、ミノキシジルがあります。この成分は、もともと、心臓などの循環器官系の薬として開発されていた過程で、毛が生える作用が発見され、発毛剤として新たに開発、発売されました。確実に発毛することが認められていますが、もちろん効果は誰にでも同じ様に現れるわけではありません。また循環器系への影響の大きい薬なので、使用にあたっては薬剤師に相談しましょう。

医薬品ではありませんが、ビタミンEなどには血行を改善し、新しい毛が生える環境を整える役割があります。また、和漢方や、古来から養毛によいと伝承されてきた、生薬エキスを配合している育毛剤もあります。これらを含む製品の特長は、作用が緩やかで、医薬部外品として扱われており気軽に使えるということです。

発毛・育毛剤を選ぶには、薬液が頭皮の毛包細胞にいかに確実に到達できるかもポイントになります。頭皮に液をもみ込むタイプや、直接噴射したり、ノズルで押し付けるように地肌に届けるタイプなど、自分に合ったものを選ぶとよいでしょう。
コラム日頃のお手入れで差がつきます
髪の毛の色、太さ、量は遺伝によるものもありますが、日頃の手入れの仕方も髪の健康に大きく影響してきます。
ただ育毛剤などを使うだけでなく、洗髪に使うシャンプー選びも重要。頭皮や毛髪の汚れのもとである、毛穴にたまる皮脂の汚れを洗い落とし、育毛剤の浸透を助けるものを選びましょう。洗髪時に入念にマッサージすることも忘れずに。

監修 村田正弘先生 村田正弘先生
明治薬科大学特任客員教授、薬学博士。病院薬剤師を経て、薬剤師教育に関与。現在セルフメディケーション推進協議会常任理事を務める。
http://self-medication.ne.jp/

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