KiiTa[キータ]聞いた?効いた!ライフケアとセルフメディケーションの情報誌|薬剤師さんの知っ得商品
KiiTa[キータ]聞いた?聞いた!ライフケアとセルフメディケーションの情報誌
Self Medication KiiTa夏号18〜19ページ掲載
薬剤師さんの知っ得商品
ダイエットの基本は健康なからだづくりから。必要な栄養素を摂ること、おなかの調子を整えることが大切です!
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ダイエット 食べるものがおいしい! 幸せを感じる瞬間ですよね。 でも、やっぱり気になるダイエット。 その努力が無駄にならないように、薬剤師からの注意とアドバイス。
ダイエット中だからこそ、しっかり摂りたい ビタミンB群
「食事の量を減らしたのに、なかなかやせない」という声を聞くことがあります。摂取カロリーを減らしても、栄養素が不足すると、からだの代謝が低下し、やせにくくなってしまうのです。 特にビタミンB群は、摂取した栄養素をエネルギーに変える(代謝する)際に、なくてはならない存在。ビタミンB1は糖質、ビタミンB2は糖質及び脂質、ビタミンB6はタンパク質と、それぞれの代謝に関与しているほか、からだの組織や機能維持のためにも働いています。不足すると、倦怠感、肩こり、肌あれなどの症状が現れることもあります。


ビタミンB群は水溶性で、からだにほとんど蓄えられないため、毎日摂取する必要があります。食事制限や偏食などで不足しやすい栄養素でもあります。食事で摂取したいものですが、症状があるときには、医薬品で補うことも必要。ビタミンやミネラル(鉄、カルシウム、マグネシウムなど)を配合したものもありますので、薬剤師に自分の症状や悩みを伝えて、相談してみてください。
難しい”便秘薬”の使い方 体重を落とす目的では使わないで
ダイエット中は便秘になりがち。食物繊維不足を補うことが第一ですが、便秘薬の助けを借りる際には、「必要なときに、必要最小限の量だけ服用する」ことに気をつけて。

大腸を刺激するタイプの便秘薬は、連用で“なれ”が生じ、薬の量を増やさないと効かない、という悪循環に陥りやすいのです。「食べたものは出せばいい」と、便秘薬をダイエット目的で使用することは、とても危険な行為。栄養障害、消化管粘膜の障害を起こし、からだを壊しますから、やめてください。
最近、よく耳にする、「メタボリックシンドローム」とは?
生活習慣病と呼ばれる、高血圧や糖尿病、高脂血症(高トリグリセライド血症、低HDLコレステロール血症)、脂肪肝など。これらの症状は別々に起こっているようですが、実は、共通の要因があると考えられるようになりました。それが、内臓脂肪です。内臓脂肪は、単にエネルギーを蓄積するだけの器官ではなく、様々な物質を分泌しています。それが高血圧、糖尿病などを引き起こしている一因と考えられるようになってきました。

監修 村田正弘先生 堀美智子先生
医薬情報研究所(株)エス・アイ・シー薬剤師。名城大学薬学部卒業。 セルフメディケーション推進協議会理事を務めている。

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