KiiTa[キータ]聞いた?効いた!ライフケアとセルフメディケーションの情報誌|薬剤師さんの知っ得商品
KiiTa[キータ]聞いた?聞いた!ライフケアとセルフメディケーションの情報誌
Self Medication KiiTa夏号18〜19ページ掲載
薬剤師さんの知っ得商品
整腸薬で腸内環境を整え、夏を元気に乗り切る!おなかの異常事態をスッキリ解決して、元気な腸を取り戻そう
バックナンバーはこちら
整腸薬 夏バテを防ぐには、栄養バランスのとれた食事が基本です。しかし、おなかの調子がよくなければ、せっかくとった栄養も、吸収できなくなってしまいます。
整腸薬は、消化を促し腸内環境を整える薬
食べ過ぎやおなかの冷えで腸の動きが鈍くなると、異常発酵が起こり、おなかがゴロゴロ鳴る、おなかがはって臭いオナラが出る、何度もトイレに行きたくなるなどの症状があらわれます。こんな腸内の異常発酵に効くのが、おなかの薬、整腸薬です。
主に小腸の働きを活発にして、消化を促し、腸内環境を改善する働きがあります。感染性細菌を直接攻撃する抗生物質のような作用はありませんが、病原菌の増加を防ぐことはできます。 
胃腸の弱い人やストレスの影響を受けやすい人は、こうした症状が出やすいので、体力づくりに上手に活用するとよいでしょう。
整腸薬の成分の多くは生菌類(乳酸菌)

整腸薬のほとんどに生菌類(主に乳酸菌類)が配合されています。これを飲むと、腸内で乳酸が産生され、大腸菌や病原菌の増殖が抑えられます。これによって、低下していた腸内の消化酵素の分泌が高まり、食べ物が順調に吸収されるようになります。

ビフィズス菌、ラクトミン、ラクボンなどの乳酸菌は、途中の胃では消化されず、腸まで届くように工夫して配合されています。 
また、腸内で酪酸の産生を助け、消化力を高める宮入菌を配合した整腸薬もあります。

生薬配合の整腸薬は成分作用を確かめて

次に多いのが生薬配合タイプです。ただし配合生薬の中には、便の動きを止める作用(ゲンノショウコなど)と、便通をよくする作用(オオバコの種子など)があり、相反する目的で配合されているものもあります。選ぶときは成分の作用を確かめることが重要ですので、薬剤師に相談を。 

また、おなかがはる方は、ガスの発生を止める作用のあるジメチルポリシロキサン配合の整腸薬を選ぶとよいでしょう。
整腸薬の作用はマイルドで、連用しても「くせ」になる心配はなく、摂取量に神経質になる必要もありません。

小さいお子さんに、大人の薬を使うことは避け、薬剤師に相談しましょう。


監修 村田正弘先生 村田正弘先生
明治薬科大学特任客員教授、薬学博士。病院薬剤師を経て、薬剤師教育に関与。現在セルフメディケーション推進協議会常任理事を務める。
http://self-medication.ne.jp/

最新ナンバー

会社概要

個人情報保護について

お問合せ

Copyright(C)2006. Kiita.All right reserved