KiiTa[キータ]聞いた?聞いた!ライフケアとセルフメディケーションの情報誌
サヨナラ内臓脂肪  メタボ対策でスリム化計画!
すっかりおなじみとなったメタボリックシンドローム、通称メタボ。  今年の春から、その特定健診が義務化されたことでも話題となっていますが、  ほうっておくと命にかかわる病気の原因にもなることを知っていますか?  おなかまわりが気になり出したら、早めにメタボ予防が必要です。  今日から生活習慣を見直して、見た目も体の中も若々しく!
メタボリックシンドロームの診断基準
check1  内臓脂肪があるか
check2  高血糖・高血圧・脂質異常のうち2つ以上に該当するか    ・高血糖   空腹時血糖値110mg/dL以上    ・高血圧   収縮期血圧130mmHg以上(かつ/または)拡張期血圧85mmHg以上    ・脂質異常  中性脂肪値150mg/dL以上(かつ/または)HDL(善玉)コレステロール40mg/dL未満    ↓  check1に該当し、chec2のうち2つ以上に該当する人は、  メタボリックシンドロームと診断
メタボが引き起こす血管の老化「動脈硬化」

メタボリックシンドロームとは、内臓のまわりに脂肪がついた内臓脂肪型肥満に加え、高血糖、高血圧、脂質異常のうち2つ以上をあわせもった状態をいいます。メタボがこわいのは、血糖値や血圧など個々の症状は軽くても、知らず知らずのうちに血管に負担をかけ、血管の老化を進行させてしまうところ。その結果、血管がかたくもろくなったり、血管の内側がせまくなったりと動脈硬化の危険性を高めてしまいます。動脈硬化がすすむと、脳卒中や心臓病の原因になり、危険です。メタボになると、心臓病が発症する危険は約35倍にも跳ね上がるといわれています。

おなかぽっこり内臓脂肪型肥満に注意

命にかかわる病気の原因ともなるメタボ。そして、このメタボを引き起こす元凶が内臓脂肪です。内臓のまわりに脂肪がつくと、血糖値や血中の脂質や血圧が高くなりやすく、その結果、糖尿病、高血圧、脂質異常症(高脂血症)が引き起こされたり、悪化したりします。

メタボ対策は内臓脂肪の撃退から! メタボの診断基準を下回っている人でも、おなかがぽっこり出ている人はメタボ予備軍かもしれません。食事や運動で、内臓脂肪を撃退しましょう。

こんな人は内臓脂肪に注意!
ぜい肉がつかめないけれど、おなかがぽっこり
つかめるぜい肉=皮下脂肪がないのに、おなかが出ているのは内臓脂肪のせいです。
体重は変わらないのに、スカートがきつくなった
筋肉が減って、おなかまわりに脂肪がついている証拠です。
油っこいものや、甘いものが好き
脂質や糖質のとりすぎは、内臓脂肪の原因になります。
運動をほとんどしない
筋肉量が減って代謝が悪くなり、内臓脂肪がつきやすくなります。
ダイエットを繰り返している人
ダイエットをすると筋肉量が減りますが、リバウンドしたときは筋肉量は増えずに、内臓脂肪がつきます。
更年期以降の女性
女性ホルモンが減ると、内臓脂肪がつきやすくなります。
内臓脂肪を減らして健康に  メタボを撃退する生活法

体脂肪、血圧を毎日チェック!

メタボ対策の第一歩は、自分の体型や健康状態を意識すること。たとえば、内臓脂肪の変化を見逃さないためにはウエストのサイズや体脂肪をチェックしておくとよいでしょう。

また、メタボの診断基準のひとつ、血圧も把握しておきたいもの。血圧が高めな人はとくに、家庭での血圧測定を習慣にするとよいでしょう。その場合、血圧の変動が大きい食後や運動直後は避け、毎日同じ時間に測るようにしてください。

内臓脂肪のもと食べすぎに注意

内臓脂肪を減らし、メタボを予防するためには食生活の見直しを。まず、規則正しい食生活を心がけましょう。朝食を抜いたり、夜、寝る直前に食事をしたりするのは、内臓脂肪をためこむ原因に。1日3食きちんと、栄養バランスのよい食事をとることが大切です。

また、食べすぎは内臓脂肪をためこみ、血糖値や血圧などを上昇させます。腹八分目を心がけましょう。ついつい食べすぎてしまうという人は、次のようなことを心がけるとよいでしょう。

【食べすぎを防ぐコツ】

大皿に盛らない
ひとくち30回以上かむ
満腹感が得られやすい汁物や野菜料理から食べる
肉や魚などの主菜を少し減らして、その分野菜を多めにする
内臓脂肪になりやすい炭水化物のとりすぎに注意する
間食を控える(がまんできないときは、低カロリー食品を上手に利用する)

脂質・塩分のとり方にも注意

メタボの要因、高血糖や高血圧、脂質異常の予防のためには、脂質や塩分のとり方にも注意。脂質のとりすぎは肥満だけでなく、さまざまな生活習慣病の原因に。油っこい食事は控えましょう。また脂質をとるなら、肉や卵よりも青魚や大豆製品がおすすめ。これらに含まれる脂肪酸には、悪玉(LDL)コレステロール値を下げたり、血栓をできにくくしたりする働きがあります。

塩分のとりすぎは、血圧を上昇させる原因になります。食塩は1日6g未満を目標に。料理はうす味を心がけましょう。加えて、塩分の排出を助けて、血圧低下に関係するカリウムが豊富な野菜や果物を積極的にとることも大切。また、野菜に多く含まれる食物繊維は、糖質や脂質の吸収を抑える働きもあります。外出先や時間がないときには、果糖が少ない野菜ジュースを利用してもよいでしょう。

有酸素運動で、脂肪燃焼

運動には、内臓脂肪を減らす効果だけでなく、直接、血圧や血糖値を下げたり、血中の中性脂肪を減らしたりする効果も期待できます。

運動の種類としては、ウォーキングやサイクリング、エアロビクスなどの有酸素運動がおすすめ。「人と会話ができるくらい」「少し汗ばむ程度」のペースで20〜30分、毎日続けるとよいでしょう。

生活の中で体を動かす習慣を

「運動は苦手」「毎日続けるのは難しい」という人も多いのでは。そういう人はまず、生活の中で意識的に体を動かすことを心がけましょう。たとえば、
通勤のとき、1駅分歩く
なるべく階段を使う
昼休みに散歩する
お風呂掃除、窓ふきなどをていねいに行う

子どもと体を使って遊ぶ

など、心がけ次第で体を動かすことはできるはず。こまめに動いて、カロリーを消費するようにしましょう。

医薬品やトクホを上手に活用しよう!
医薬品やトクホを上手に活用しよう!

「血圧が高めで……」「血中コレステロール値が上がっていた」など、とくに気になる症状がある人は、医薬品や特定保健用食品(トクホ)、栄養補助食品などを利用してみてもよいでしょう。食生活の改善や運動にプラスして、上手に健康管理を。

監修 片桐衣理先生 浅野次義先生(医学博士)
浅野生活習慣病予防研究所所長、あさの金町クリニック院長。糖尿病・神経内科の専門医で、肥満やスポーツ医学、代替医療にも広く精通。
『おなかがヤセるレシピ』(コナミデジタルエンタテインメント)
『細胞力を強くする特効Book』(主婦と生活社)など著書・監修書多数。

詳しくはKiiTa夏号4〜7ページをご覧ください

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